2025.12.08あたたかいお家にしたい
こんにちは、アオイホーム株式会社代表の石川です。
先日構造現場見学会を開催しました。ご来場いただいた皆様ありがとうございました。その中で暖かいお家にしたいから断熱等級6~7を目指したい、というお客様がいらっしゃいました。その時にお話ししたことを再度BLOGにてまとめさせて頂きます。
①15年以上たつ我が家でもエアコン使えば夏は涼しいと感じますし冬も暖かいと感じます(個人差がありますので注意が必要です)。問題はそこにどれだけのエネルギー(電気代など光熱費)をかけているかという事だと思います。
②「頭寒足熱」という言葉がありますが、足元が寒いとどんなにエアコン設定温度を高くしても寒く感じてしまったりします。足元から天井まで均一の温度にすることで快適に感じるようになります。その為には極力隙間をなくす気密施工が求められます(外気の流入を防ぐ)。
③暖かい家は空気が乾燥します。なるべく室内干しや加湿器、換気などで湿度を50%前後に調整できれば低い温度設定でも暖かく感じるようになります。逆に湿度が低いと温度設定を高くしても寒く感じてしまいます。
④どこも一定の全館暖房を求めている場合は、とにかく暖める体積がぐっと増えますので一度暖めた空気が中々下がらないような断熱性能と気密性能が求められます。リクシルのエコエア/ファイン(全館冷暖房システム)の場合、断熱等級6以上、且つ気密性能がC値0.5㎠/㎡以下が望ましいとなっています。
以上のように、暖かいといいますか快適な空間にしたいと願うのであれば断熱性能も大切ですが気密性能も注目しなければなりません。
例えば2つの水筒があったとします。一つは断熱性能の高い4,000円するサーモス水筒。もう一つは980円で買える幼稚園の遠足で持っていくような水筒。朝同じ温度の熱いお茶を入れてお昼、夕方確認するとその差は歴然です。ただ、この2つの水筒に熱いお茶を入れフタを開けっぱなしにしていたらどうなるでしょう?お昼、夕方確認しても2つとも同じように冷めてしまっていると思います。これが住宅でいう気密性という事になります。どんなに素晴らしい断熱性であっても隙間が多ければ外気がどんどんお家の中に入ってきてしまいます。
暖かいお家づくりが目標であれば断熱性と共に気密性も注目した方がいいですね!
最後までお付き合いありがとうございました。
アオイホーム株式会社 代表取締役 石川和幸

